MRの将来性

2020年以降のMRの転職はどうなる?

MRの将来性
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当ブログでは、キャリアアップの手段として転職を視野に入れているMRの皆様の役に立つ情報を記事にしていきたいと思います。

さて、2020年以降のMR転職事情はどうなるのでしょうか。

現役MRの私なりの予測をしてみたいと思います。

大量募集する時代は終わった

2000年前後にはプライマリー領域の新薬発売が相次いだため、製薬メーカーはMRを大量に採用しました。

カルシウム拮抗薬のノルバスク、スタチンのリピトールといったブロックバスター候補を続けて発売したファイザーは当時、新卒・中途合わせて1000名以上を1年間で採用していたため、MR経験者は希望すればほとんど誰でも内定を獲ることができたのではないでしょうか。

実際にMRを大量採用することで、ノルバスク・リピトールはともに年間1000億円以上の売り上げを上げることに成功しました。

ただ、このようなマンパワーを必要とするプライマリー領域のブロックバスターはほぼ市場に出尽くしてしまい、今後はジェネリック化が進んでいくのみとなってしまいました。

NASHのような有効な治療薬がまだない領域もありますが、今後の新薬の中心は重篤な疾患や希少疾病のようなスペシャリティ領域になっていきます。

私がMRとして転職した3つの理由を教えます!」でも記事にしましたが、今後はさらにプライマリー領域のMRの価値は低下していき、年収の低下や転職市場での価値が低下していきます。

2020年以降はその傾向が鮮明になっていくと予想されます。

即戦力は常に需要がある

対照的に、スペシャリティ領域の新薬の経験者は今後ますます価値が高まっていくでしょう。

スペシャリティ領域の新薬というのは、ご存知の通りそのほとんどが主に基幹病院の専門医によって使用される薬剤です。

したがって、まずは100床以上の病院を担当していくことができなければ今後自分のMRとしての価値は低下していくことになってしまいます。

100床以上の病院を担当して成果を出した経験を持つことができれば、社内で新薬が上市されるときにもより重要な施設や部署に抜擢される可能性が高まりますし、転職市場でも価値が高くなります。

また社内で希望通りのキャリアアップができない場合、基幹病院の担当経験さえあれば将来的に転職を選択したときにも需要を得ることができます。

プライマリー領域MRの需要はほとんどありませんが、スペシャリティ領域MRの需要は今後も一定数あるでしょう。

MRは基幹病院の担当を目指すべき理由」でも述べましたので宜しければこちらもご覧ください。

価値の高いMRを目指そう

何千名ものMRを抱える大手製薬企業は今後もMRを削減していくでしょう。

そのような傾向が続いていくため、2020年以降もMRの転職市場では供給過剰が継続します。

良い企業からの募集があったときにはエントリーが殺到し、競争率は非常に高くなるでしょう。

生半可な気持ちで転職に臨むMRは内定を得ることは困難な状況です。

キャリアアップのために転職を志す人はしっかりと準備をしていきたいものです。

わざわざリスクの高い転職をせず留まっていよう・・・と思う人もいるかもしれませんが、これからは新薬を開発できない国内中堅企業は給与などの待遇を削減せざるを得なくなるはずです。

終身雇用という言葉は完全に死語になっており、日本でももっと雇用は流動的になっていきます。認定免許制度のあるMRは他業界よりもさらに流動的になり、転職せずにいる人の方が天然記念物扱いされるようになるかもしれません。

もしも、キャリアアップを目指す皆様が今所属する会社で給与や福利厚生を削減されたり、思うようなキャリアを経験することができなかったとしても、今から備えておけば全く心配はありません。

可能な限り病院担当を経験する、スペシャリティ領域の製品担当を経験するなど転職市場での価値を上げることによって、これから画期的な新薬を日本に上市する企業から高い評価でオファーを受けることができるのです。

また、人材が溢れて管理職の競争率が高騰している大手企業から、日本に新規参入してくる欧米のバイオベンチャー企業へ転職することで、念願の管理職として活躍できるようになる可能性が高まります。

今年もそのような希望を持つ人のための情報を提供していきたいと思います。

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